『鳥の巣の本』
岩崎書店
著/鈴木まもる
おすすめするインタープリター/とむさん
絵本作家の 鈴木 まもる さんが作った鳥の巣の本です。
この方は元々は純粋に絵本作家だったらしいのですが、
野山で見つけた鳥の巣の造形的魅力にとりつかれ、
鳥のくらしの観察や、鳥が使い終わった後の巣の収集に
大変熱心になりました。
今や、絵本作家であり、鳥の巣研究家です。
自宅のアトリエは鳥の巣だらけで、
鳥の巣に関わる本をたくさん出し、
講演会やワークショップをしています。
さて、この本はそんな鈴木まもるさんが、
絵本作家ならではの優しい絵と文で、
鳥のくらし、巣作りの様子について紹介しています。
一般的な図鑑とは一味違った絵本図鑑。
図鑑の中の巣作りをする鳥たちは、
どの子も生き生きと愛くるしい表情。
鳥の絵のそばには、
「ヨイショ」とか「ナンテコッター」といったセリフが
書き込まれたところも多く、ちょっとした漫画の様です。
そのセリフは、確かに巣作りしながら、
話していそうだなと想像をできて、
物語を感じる作りになっています。
まさに、鈴木まもるさんの「目と感性」を通して見た鳥のくらしが、
描かれており、
「この人(鈴木まもるさん)は、鳥も巣も大好きなんだろうなぁ」
と、しみじみ感じながら楽しむこともできます。
最後の見開きのページにある
「鳥と人間がいっしょにくらすために大事なこと」を伝える言葉は
とむさんがインタープリターをするうえで皆さんに伝えたいこと
そのままで、とても思い入れの深いページです。
このページは、ぜひ読んでいただけると嬉しいですね。
この本を読んだ後は、
きっと身近に見かける鳥たちのくらしに、
思いをはせることができる様になるでしょう。
(インタープリター/とむさん)

