インタープリターのおすすめ本 6

2021年3月14日日曜日

インタープリターのおすすめ本

  


『木の本』

 福音館書店
 絵/高森登志夫 文/萩原信介
 おすすめするインタープリター/いわしぃ

”冬が おわりにちかづき、やわらかい 春のひかりが さしはじめた。
 つめたかったじめんが すこしずつ あたたかくなってくると、 
 木の花が さきはじめる。”

本を開くと、見開きいっぱいに、
季節ごとの木の葉や花が何種類も描かれています。

精巧でありながら、筆の運びが見えるような柔らかいイラストで、
載っている植物は、ケヤキやトチノキなど、身近な種類がほとんど。

その一方で、「福音館のかがくのほん」というシリーズの名の通り、
巻末には大人でも楽しめる科学に基づいた解説がしっかり載っています。

幼児から大人まで、だれでも楽しめる絵本で、
私のガイドウォークを手助けしてくれる秘密道具のひとつです。


本は、公園や雑木林の季節の巡りを描きながら、
春の花、新芽、夏の木の葉、種、樹皮、冬芽…と進んでいきます。

今の季節の章をひらいて、その時期のいろいろな木を見たり、
過ぎた季節をさかのぼってみたり、未来の季節を見てみたり…

私はタイム風呂敷のように楽しんでいます。

家でじっくり読む。
フィールドで読む。

いろんな使い方が出来るおすすめ本です。

(インタープリター/いわしぃ)