『わたしの研究 どんぐりの穴のひみつ』
偕成社 文/高柳芳恵 絵/つだかつみ
おすすめするインタープリター/よってぃ
ひろったドングリに穴があいていた、
という経験は誰にでもあるでしょう。
ひろったドングリを家においていたら、虫が出てきた、
この本は、そんな誰にでもありそうな秋の日から始まります。
ドングリから出てくる虫はいったい何者なのか?
どうやってかたい殻に穴をあけるのか?
そんな素朴な疑問から、著者の研究が始まります。
方法は、とにかく観察すること!
「一個のどんぐりから、何びきのどんぐり虫が出てくるのだろう?」
「出てきたという事は、入った穴があるはずだ!」
観察するごとに、そこから新しい「なぜ?」が生まれていきます。
次々と生じる謎を追求するおもしろさがあり、
著者と一緒に謎解きをしているような気持ちでワクワクしながら読めます。
また、本の読みやすさもポイント。
写真やイラスト、ルビがたくさん入っており、
専門用語は分かりやすい言葉で説明してくれます。
図書館や小学校で絵本のよみきかせなどをしているという著者の
やさしくてあたたかい人柄が感じられる文章です。
子どもだけでなく大人も、この本を読んだ後は、
身近な「なぜ?」が気になってしまうことでしょう。
ぜひ観察に挑戦し、見つかったものごとを私たちにも教えてくださいね。
(インタープリター/よってぃ)

